確定申告・年末調整2026-08-078 min

【完全ガイド】確定申告とは?アルバイト・パートでも必要なケースと不要なケースを徹底解説

確定申告とは? 基本をわかりやすく解説

確定申告(かくていしんこく)とは、1年間(1月1日〜12月31日)の所得と納めるべき税金を自分で計算して、税務署に申告・納税する手続きです。

会社員やアルバイトの多くは、毎月の給与から「源泉徴収(げんせんちょうしゅう)」という形で所得税が天引きされています。しかし、この天引き額はあくまで「仮の金額」であり、年間の正確な税額は年末にならないと確定しません。

そのため、「年末調整」か「確定申告」のどちらかで、正しい税額との差額を精算する必要があります。


確定申告と年末調整の違い

まず、混同しやすい「年末調整」と「確定申告」の違いを整理しましょう。

項目年末調整確定申告
手続きをする人勤務先の会社(雇用主)自分自身
対象期間その年の1月〜12月その年の1月〜12月
提出先会社に書類を提出税務署に申告書を提出
時期11月〜12月(会社が処理)翌年2月16日〜3月15日
還付金12月〜1月の給与で調整申告後1〜2ヶ月で振込

ポイント: 年末調整は「会社がやってくれる簡易版の確定申告」です。年末調整で処理できない控除がある場合や、そもそも年末調整をしてもらえない場合は、自分で確定申告をする必要があります。


アルバイト・パートで確定申告が「必要」な5つのケース

以下のいずれかに該当する場合は、確定申告が義務となります。

ケース1:2か所以上のバイトを掛け持ちしている

年末調整はメインの勤務先1社でしか行えません。サブのアルバイト先の収入は年末調整されないため、掛け持ちの合計年収が103万円を超える場合は確定申告が必要です。

  • 例:コンビニ(月5万円)+居酒屋(月4万円)= 年収108万円 → 確定申告が必要

ケース2:年の途中でバイトを辞めて年末調整を受けていない

年末調整は12月時点で在籍している従業員に対して行われます。途中退職して、年末時点でどこにも勤めていない場合、その年の年収が103万円を超えていれば確定申告が義務です。103万円以下の場合は申告は任意ですが、源泉徴収で税金を多く払いすぎている可能性があるため、確定申告で還付金が戻ってくることが多いです。

  • 特に、源泉徴収で税金を多く払いすぎている可能性があるため、確定申告で還付金が戻ってくることが多いです。

ケース3:年収が103万円を超えているのに年末調整されていない

雇用主が年末調整の手続きをしてくれなかった場合(小規模な個人事業主のバイト先など)、自分で確定申告が必要です。

ケース4:副業・フリーランスの収入がある

アルバイトの給与以外に、フリマアプリでの転売益、クラウドソーシング、Uber Eats配達員などの雑所得が年間20万円を超える場合は確定申告が義務です。

ケース5:医療費控除やふるさと納税(ワンストップ特例未申請)を利用したい

年末調整では処理できない控除を受けるためには、確定申告が必要です。


アルバイトで確定申告が「不要」なケース

以下のすべてに当てはまる場合は、基本的に確定申告は不要です。

  • アルバイト先が1か所のみ
  • その勤務先で年末調整を受けている
  • 給与以外の副業所得が20万円以下
  • 医療費控除などの追加控除を申請しない

確定申告をしないと「損する」3つのパターン

確定申告が義務でなくても、申告した方がお得(税金が戻る)ケースがあります。

パターン1:年収103万円以下なのに所得税が天引きされている

月収が88,000円を超える月があると源泉徴収されますが、年収が103万円以下なら本来は所得税ゼロです。確定申告をすれば、天引きされた所得税が全額還付されます。

  • 例:時給1,200円 × 5時間 × 月20日 = 月収120,000円(源泉徴収あり)
  • 年収が103万円以下の場合 → 確定申告で源泉徴収された全額が戻る

パターン2:退職後に再就職していない

年の途中で退職すると、年末調整を受けられません。多くの場合、払い過ぎた税金を取り戻せるため、確定申告しないと損です。

パターン3:勤労学生控除を年末調整で申請し忘れた

学生なのに勤労学生控除を申請し忘れた場合、確定申告で申請すれば控除が適用されます。


確定申告の期限と罰則

項目内容
申告期間翌年 2月16日 〜 3月15日
還付申告翌年 1月1日 から5年間いつでも可能
無申告加算税正当な理由なく期限内に申告しなかった場合、追加で 15%〜20% の税金
延滞税納付が遅れた日数に応じて年率 2.4%〜14.6% の利息

重要: 還付を受けるための確定申告(還付申告)には期限のペナルティはありませんが、5年以内に行わないと権利を失います。


まとめ:アルバイトの確定申告チェックリスト

  • バイトの掛け持ちをしている → 確定申告が必要
  • 年の途中で退職した → 確定申告で還付の可能性大
  • 年末調整を受けていない → 確定申告が必要
  • 年収103万円以下で源泉徴収されている → 確定申告で税金が全額戻る
  • 勤労学生控除を使いたい → 確定申告で申請可能

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