【2026年版】アルバイトの確定申告のやり方を完全図解!必要書類・e-Tax・還付金の受け取り方まで
確定申告の全体の流れ(5ステップ)
アルバイト・パートの確定申告は、以下の5ステップで完了します。初めてでも1〜2時間あれば十分対応可能です。
- 源泉徴収票を受け取る
- 必要書類を準備する
- 確定申告書を作成する(e-Tax or 紙)
- 税務署に提出する
- 還付金を受け取る
STEP 1:源泉徴収票を受け取る
源泉徴収票(げんせんちょうしゅうひょう)は、雇用主が発行する「1年間の給与と天引き税額の証明書」です。確定申告に必要な最も重要な書類です。
源泉徴収票の重要な4つの数字
| 項目 | 内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 支払金額 | 年間の額面給与の合計 | あなたの年収(103万円を超えているか確認) |
| 給与所得控除後の金額 | 支払金額から給与所得控除を引いた額 | 空欄の場合は年末調整がされていない |
| 所得控除の額の合計額 | 基礎控除・社会保険料控除などの合計 | 空欄の場合は年末調整がされていない |
| 源泉徴収税額 | 1年間で天引きされた所得税の合計 | この金額が還付される可能性がある金額 |
ポイント: 「給与所得控除後の金額」と「所得控除の額の合計額」が空欄の場合、年末調整がされていないことを意味します。この場合、確定申告が必要です。
源泉徴収票をもらえない場合
退職済みの会社に連絡して発行を依頼しましょう。法律上、雇用主は退職日から1ヶ月以内に源泉徴収票を発行する義務があります。発行を拒否された場合は、税務署に「源泉徴収票不交付の届出書」を提出することで対処できます。
STEP 2:必要書類を準備する
確定申告に必要な書類は以下の通りです。
全員必須の書類
- 源泉徴収票(全ての勤務先分)
- マイナンバーカード(またはマイナンバー通知カード + 本人確認書類)
- 銀行口座情報(還付金の振込先)
該当する場合に必要な書類
- 国民健康保険・国民年金の控除証明書(自分で支払っている場合)
- 生命保険料控除証明書(生命保険に加入している場合)
- 医療費の領収書(医療費控除を申請する場合)
- 勤労学生控除の証明書(学生の場合は在学証明書)
- ふるさと納税の寄附金受領証明書
STEP 3:確定申告書を作成する
確定申告書の作成方法は主に3つあります。
方法1:e-Tax(国税庁オンラインシステム)【推奨】
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」(https://www.keisan.nta.go.jp/)にアクセスし、画面の指示に従って入力するだけで申告書が完成します。
- メリット: 自動計算、入力ミス防止、24時間対応、還付が早い(約3週間)
- 必要なもの: マイナンバーカード + ICカードリーダー(またはスマホ)
方法2:スマホで確定申告【簡単・推奨】
2025年からスマホでの確定申告がさらに簡単になりました。
- マイナポータルアプリをダウンロード
- マイナンバーカードをスマホにかざしてログイン
- 源泉徴収票の情報を入力(カメラで読み取り機能もあり)
- 控除項目を選択して送信
方法3:紙の申告書を税務署に提出
税務署や市区町村の窓口で用紙を入手し、手書きで記入して提出します。郵送でも提出可能です。
STEP 4:確定申告書を提出する
| 提出方法 | 詳細 |
|---|---|
| e-Tax(オンライン送信) | マイナンバーカード方式で電子送信。最も早い |
| 郵送 | 管轄の税務署に郵送。消印が期限日までであればOK |
| 税務署窓口 | 直接持参して提出。混雑期(2月〜3月)は非常に混む |
提出期限
- 通常の確定申告: 翌年 2月16日 〜 3月15日
- 還付申告のみ: 翌年 1月1日 から 5年間 いつでもOK
STEP 5:還付金を受け取る
確定申告で税金を払い過ぎていた場合、差額が「還付金(かんぷきん)」として返金されます。
還付金の受け取り方法
- 銀行口座への振込(e-Tax申告の場合は約3週間、紙申告の場合は約1〜2ヶ月)
- ゆうちょ銀行の窓口受取(銀行口座がない場合)
還付金額の目安
※源泉徴収税額は、給与を均等に受け取ると月収が8万8,000円以下になり源泉徴収自体がされない場合があります。下表の源泉徴収税額は「年末時点で年収相当を稼いだ(月収が8万8,000円を超える月があった)場合」の目安です。
| 年収 | 源泉徴収税額 | 確定申告後の正しい税額 | 還付金 |
|---|---|---|---|
| 80万円 | 約5,000円 | 0円 | 約5,000円 |
| 100万円 | 約12,000円 | 0円 | 約12,000円 |
| 103万円以下 | 源泉徴収された全額 | 0円 | 全額還付 |
| 110万円 | 約18,000円 | 約3,570円 | 約14,430円 |
アルバイトの確定申告でよくある質問(FAQ)
Q. 確定申告しなかったらバレますか?
雇用主は毎年「給与支払報告書」を市区町村に提出しています。このデータは税務署にも共有されるため、無申告は把握されます。ただし、年収が少額の場合は調査対象になりにくいのも事実です。しかし、還付が受けられるのに申告しないのは純粋に損です。
Q. 確定申告に交通費は含めますか?
含めません。 非課税通勤手当(月15万円以下)は源泉徴収票の「支払金額」に含まれていないため、確定申告で別途処理する必要はありません。
Q. 外国人留学生でも確定申告できますか?
はい。 在留カードとマイナンバーがあれば、日本人と同じ手続きで確定申告が可能です。e-Taxも利用できます。勤労学生控除も申請できるため、留学生こそ確定申告のメリットが大きいです。
Q. 確定申告にかかる費用は?
無料です。 e-Taxの利用も、税務署への相談も、申告書の提出もすべて無料です。税理士に依頼する場合のみ費用がかかります(通常5,000円〜30,000円程度)。
まとめ:アルバイトの確定申告は怖くない
確定申告と聞くと「難しそう」と感じるかもしれませんが、アルバイトの確定申告は実はとてもシンプルです。
- 源泉徴収票とマイナンバーカードがあれば、スマホから30分で完了
- 年収103万円以下なら、天引きされた税金が全額戻ってくる
- e-Taxなら約3週間で還付金が振り込まれる
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